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中山・下総・散歩道

海松山真蔵院|雷不動・波切不動と呼ばれる江戸川区葛西の名刹

海松山真蔵院(雷不動)本堂雷不動明王石造道標
真蔵院は江戸川区東葛西にある真言宗豊山派の寺院。雷不動、または波切不動と呼ばれ江戸時代から親しまれている名刹です。境内には往時の賑わいを伝える江戸川区登録有形文化財の雷不動明王石造道標が置かれています。この道標は元々は新川東詰め水門南岸にあったそうで、現在雷不動明王石造道標跡の案内板がたてられています。この道標にはとも綱をかけた跡があり、舟で真蔵寺を訪れる参拝客がたくさんいたことを伝える歴史的な建造物です。南隣に雷香取神社もあります。新編武蔵国風土記稿よると、東小岩にある影向の松で知られる星住山地蔵院善養寺の末寺で山号を海松山とあり、中興の僧は、元文5年(1740)3月25日に亡くなられた教典または作伝というとあります。御本尊は不動明王。後柏原天皇(1500〜26)の御代のこと、当地に住みんでいた鈴木某というものが家宝としてこの不動明王を持っていたのですが、家運いっこうに栄えず、ますます貧しくなったそうです。これはお不動様を大切にしていないからと考え一宇を寄進しようと考えていたところ、老僧が一夜の宿をと訪ねてきました。そこで鈴木某はこの老僧に御不動様の霊験について話しました。老僧はこの像に感じいり、宝殿をこの地に建立してこの不動明王像を安置しました。これが真蔵寺の始まり。この老僧は不動明王を信仰していました。ある夜のこと、山伏がこの像を背負ってくる夢を見ました。そこでこの像を見ると後ろに「翔摩」の2字があり、大変ありがたいと喜びました。また、この像は毎年5月と9月に御開帳され、それ以外は扉を閉じて大切に保管していたそうです。永禄年間(1558〜1570)の災害の際、仏殿は鳴動し、寶剣が箱から少し出ていて、そして真蔵寺の庭にはたくさんの血が流れていたそうです。これは御本尊の御不動様が災害の悪を降伏して下さったものと考え、それ以降雷不動と呼ばれるようになったそうです。この地に雷の落ちることはないと伝えられ、たくさんの信仰を集めています。寺宝には太刀が2腰あり、一つはかなり歴史ある物、もう一つは天明2年(1782)に境内の松の根元から掘り出されたものだそうです。
なお、江戸時代から続けられている葛西大師まいりの霊場寺院でもあります。

海松山真蔵院

真蔵院(雷不動)

天文年間(1532〜1554)の創建と伝える旧東宇喜田村の古刹で、真言宗豊山派、海松山と号します。本尊には木造不動明王立像をまつっています。

■波切り不動と雷不動
葛西沖でしけにあった漁師が、この寺の松にいた竜の発する光で助けられ、残された剣を不動にそなえたことから波切り不動、その不動が大雷雨の時に雷を退治したことから雷不動と呼ばれたと伝えられています。

■青面金剛像庚申塔(元禄11年銘)
(江戸川区有形民俗文化財)
旧東宇喜田村雷の庚申講中によって、元禄11年(1698)に建てられた庚申塔で、悪疫を退治する青面金剛を中心に、二童子、四夜叉を配した江戸時代の典型的なものです。文化2年(1805)に修復されたものと思われます。

昭和62年3月
江戸川区教育委員会


海松山真蔵院門前案内板より

雷不動明王石造道標

雷不動明王石造道標

区登録有形文化財・歴史資料
真蔵院の本尊、木造不動明王立像は「波切不動」あるいは「雷不動」と呼ばれ、多くの参拝者を集めました。
この道標は「雷不動」に行くための道しるべで、文政元年(1818年)に建立(再建)されました。
新川河口南岸(東葛西1−48−16先の路上)にありましたが、平成3年4月に倒壊したため、修復してこの地に移設しました。
この道標には、新川の曳船のとも綱をかけた跡が残っています。
〔銘文〕
(正面)雷不動明王
(右面)文政元戌寅年6月再建
(左面)従是南十三丁
(背面)海松山第十七世鏡融(花押)
     松□忠孝 書
(右座上段)御蔵前講中、神田川

平成4年3月
江戸川区教育委員会


雷不動明王石造道標脇案内板より

雷不動明王石造道標の跡

雷不動明王石造道標の跡

区登録有形文化財・歴史資料
真蔵院(東葛西4−38−9)の本尊、木造不動明王立像は「波切不動」あるいは「雷不動」と呼ばれ、多くの参詣者をあつめました。
この地に「雷不動」を示す道しるべがありましたが、平成3年4月に倒壊したため、修復して真蔵院の境内に移設しました。
道標は雷不動を信仰する「御蔵前」講中によって文政元年(1818年)に建立(再建)されたものです。
新川の曳船のとも綱をかけた跡が残っています。
〔銘文〕
(正面)雷不動明王
(右面)文政元戌寅年6月再建
(左面)従是南十三丁
(背面)海松山第十七世鏡融(花押)
     松□忠孝 書
(右座上段)御蔵前講中、神田川

平成4年3月
江戸川区教育委員会


新川東詰南岸雷不動明王石造道標跡案内板より

雷香取神社

雷香取神社の外観雷香取神社の本殿正面 江戸川区葛西の雷香取神社雷香取神社の狛犬

雷香取神社

雷香取神社は雷不動こと海松山真蔵院南に隣接する神社です。社伝には、明和5年(1769)の創建とあります。また、新編武蔵国風土記稿には、桑川新田村の鎮守として祀られたと書かれています。とても朱色の社殿は、柱も太く、やねも天に向かって美しい曲線を見せ、とても雄大な印象を与えてくれます。手毬を抱えてた狛犬はとても可愛らしく、雷香取神社を訪れる人を優しく迎えてくれます。


引用、抜粋並びに参考
海松山真蔵院門前案内板
雷不動明王石造道標脇案内板
新川東詰南岸雷不動明王石造道標跡案内板
雷香取神社境内石板上縁起
新編武蔵国風土記稿
江戸川区ホームページ

海松山真蔵院(雷不動)と雷香取神社への交通案内と所在地

海松山真蔵院(雷不動・波切不動)の最寄り駅と住所

  • 東京メトロ東西線「葛西駅」より徒歩17分
  • 東京都江戸川区東葛西4−38−9

雷香取神社の最寄り駅と住所

  • 東京メトロ東西線「葛西駅」より徒歩17分
  • 東京都江戸川区東葛西4−38−11

雷不動道石造標跡の最寄り駅と住所

  • 東京メトロ東西線「葛西駅」より徒歩21分
  • 東京都江戸川区東葛西1−48−16

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葛西の普照山智光院

普照山智光院閻魔寺

行基菩薩ゆかり室町時代創建の浄土宗の古刹。
葛西の一向山無量院称専寺

一向山無量院称専寺

地蔵菩薩像と阿弥陀如来像庚申塔のある浄土宗の古刹。

葛西の安照山太子院清光寺

安照山太子院清光寺

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海宝山地蔵院正円寺

本尊延命地蔵菩薩像を安置する室町時代建立新義真言宗の古刹。

葛西の医王山応心院東善寺

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稻香山横道院光明寺

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海松山真蔵院

雷不動・波切不動と呼ばれたくさんの信仰を集めていた名刹。

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葛西の雷香取神社

雷香取神社

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常光山妙蓮寺

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